私が辞める時に涙を流してくれた人

私は新卒で入って就職した施設で5年間介護職として働いていたのですが、その中で色々な人との関わりを深めながら介護をしていたように思います。その中でたくさん苦労したこともあったのですが、私が持っているのは若いエネルギーで、その元気さとかフレッシュさとかで向き合っていけたらなと思っていました。

 

当時20代前半で就職した私は、自分の祖父母と同じ年ぐらいの人を相手に仕事をしていて、実際に孫が私ぐらいという人もたくさんいました。私は自分の祖父母が大好きで育ってきていて、たまにその入所者の人がおじいちゃん、おばあちゃんに見えるような気がすることもありました。

 

年齢を重ねてきているからこその深み、懐の大きさだったりそういったものを感じて、介護が必要になってからも自分の人生を前向きに笑顔で生きている人にたくさん接してきました。
その中で私が辞める時に、数人の人が涙を流して別れを惜しんでくれたのです。

 

その中の数人の人は脳梗塞の後遺症で言葉が不自由になっていて、意思疎通をする時も片言でという人がいました。本当は色々な気持ちを言葉で伝えたい、でも言葉にならないからそれが涙になって伝えられていると思うと、そんな風に私のことを大事に想ってくれている人がいて幸せだなと思いました。

 

介護という仕事を通して、自分が人の役に立ち、その人達からの愛情を受け取れることが幸せだなと感じました。